LINE公式アカウントの機能の課題を運用で回避しよう!
はじめに
LINEは人々の生活に根付いているプラットフォームであるため、
ビジネスにおいても大きな役割を果たします。
過去に当ブログではLINE公式アカウントを使い、
顧客リストである“友だち”の集め方や情報発信の仕方の一部をご紹介してきました。
今回は、LINE公式アカウントを基本機能だけで運用していると直面する課題と
その解決策をご紹介します。直面する課題
誰が友達になったか確認できない
LINE公式アカウントの仕様上、ユーザーからメッセージを送られないと誰が友達になったかわかりません。
そもそも「誰が友だちになったかを把握する必要ってあるの?」
と疑問を持たれる方もいるかと思いますが、
誰が友だちになったかを把握することでとても大きなメリットを得ることができます。
事業者側でどのユーザーが友達になったかということを把握するメリットは何か?
事業者側で誰が友達になっているかということを把握することで、
ユーザーごとにセグメントに分けて配信することが可能になります。
下記harunohiの公式アカウントのチャット画面で表示される筆者の個人LINEを事例にしてみましょう。
赤枠で囲っている“管理者”と記載されているのが「タグ」というもので、合計200種類まで設定することができます。
例えば商品Aに興味がある人であれば“商品A”と登録し、
商品Bに興味がある方であれば“商品B”と登録しておきます。
商品の他に見込み度をA~Dで登録することや、
セミナーに来た人であればセミナーの日時をタグ設定することができます。
このタグ設定を行うことで、セグメント配信を行う時の材料の一つとして利用できます。
事前に管理画面→メッセージ配信→オーディエンスからオーディエンスタイプを
「チャットタグオーディエンス」に選択してターゲットにしたいタグを選択して保存します。
↓設定が完了するとメッセージの作成画面から配信先を「絞り込み」で選択し、
オーディエンスを追加のボタンを押すと先ほど設定したオーディエンスが出てくるので選択します。
ここでは設定したオーディエンスに配信するのか、それとも除外するのかの選択も行えます。
上記のように事業者側の管理画面でユーザーを把握することで
より細かくメッセージの配信が可能となります。
対面でのご案内や親密な関係者に友だち追加をしてもらうのであれば、
友だち追加時にメッセージを添えてもらうことをお願いすることは簡単かもしれません。
しかし、ホームページからの流入や友だち追加をしてもらうお願いだけで精いっぱいで
これ以上お願いをしにくい…という状況は少なからず存在すると思います。
そこで対応策を2つご紹介します。
その①
友だち追加時にメッセージを添えてもらうことで
クーポンなどのインセンティブが発生する仕組みを作る。
インセンティブが発生するのであればユーザーに協力してもらえる可能性が高まります。
しかしこの方法は友だち追加時にも使える方法だと過去の記事でご紹介しましたが、
友だち追加時にインセンティブを準備して、
更にお願いするというのはあまりきれいな流れではないので注意が必要です。
その②
LINE公式アカウントのリッチメニューをタップしたら自動でメッセージが入力される仕組みを作る。
弊社のアカウントを一例にします。
弊社のLINE公式アカウントは問い合わせ窓口用として運用しております。
無料相談したい方は“まずは無料で相談”にタップします。タップすれば、
“まずは無料で相談”というテキストを自動入力する設定を作成しておき、
応答設定でそれに紐づく自動応答の設定を行っております。
弊社のアカウントはあくまで問い合わせ窓口の一つとして
LINE公式アカウントを運用しているので複雑な設定はしていませんが、
店舗経営されている事業者様や、様々な商材を取り扱っている事業者様は
よりタップしてもらうための工夫を凝らす必要があります。個別トークのチャットモードとBotモードを併用して使えない
設定画面
応答モードをBotにすると全て自動応答になるため個別での対応はできません。
また逆に応答モードをチャットにすれば、
あらかじめ設定したものだけを自動返信するか完全手動対応しかできません。
対応策
LINE公式アカウントの基本機能だけでは対応しきれないので、運用で対応する必要があります。
基本的にはチャットモードで受付を行い、
セミナーや期間限定の配信時にBotモードに切り替えるといった
その時々で設定切り替えを行うといった対応や、
ユーザーから来たメッセージの一時応答を自動で受付し、
手動対応に切り替えて対応されているクライアントもいます。ステップメールの配信ができない
現在のLINE公式アカウントの基本機能でステップメールの配信はできません。
1つ目にあったオーディエンスの設定で未開封者のみに配信といったセグメント配信と、
大変小さな規模ではありますがカードタイプメッセージでシナリオ分岐なら可能です。
下記画像がシナリオ分岐の例です。「いらすとや」をタップすれば「いらすとや」というテキストを自動入力し、
その自動入力されたテキストに反応して「正解!!!!」というメッセージを
自動送信するという手法になります。
1つのメッセージの中でいくつも分岐はできませんが、
2択の選択肢で問題ないのであればこの手法で対応は可能です。まとめ
本記事ではLINE公式アカウントを運用していく中で直面する課題と代替案を記載しました。
今回記載したような運用で回避するのではなく、
追加でツールを導入すればスムーズに解決はできることもあります。
しかしLINE公式アカウントの基本費用に加えて、
月額数万円かかることが多いので費用対効果の確認が重要です。
弊社、株式会社harunohiでは事業者のLINE公式アカウントで費用対効果に見合う運用の相談を
無料で受け付けております。
その他、Google、Yahoo!のリスティング広告、facebook、Instagram、TwitterといったSNS広告の
運用代行も携わらせていただき実績を積み重ねております。
広告配信用のクリエイティブの作成も可能です。
Webマーケティングの運用効果を高めたい企業様は、
一度無料相談だけでもご検討されてみてはいかがでしょうか?
上原淳司
LINE公式アカウントの運用がメイン。
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